![]() |
左クリックで拡大されます。 |
2011年8月19日金曜日
2011年8月7日日曜日
東電の最大電力需要量は5000万kwに届くか 更新版 その2付録
付録:
参考として、土、日、祭日も含めた全ての日を対象に「更新版 その2」と同様の計算を行った結果を次に示す。
一般的には休日は需要量がかなり減るのが普通なので、混ぜて係数として使うのは適切ではないと考え、「その2」の計算では休日を除いて行った。しかし比較の意味であえてここに提示することにした。
(基本データ)
2010年6月1日~7月31日 155.8万kw/1℃
2010年6月1日~9月30日 157.5万kw/1℃
2010年7月1日~7月31日 157.2万kw/1℃
2011年6月1日~7月31日 135.8万kw/1℃
2011年7月1日~7月31日 131.2万kw/1℃
(1)1℃当たりの需要量増減の比較
2011/2010 削減率% 5999×(100-削減率%)
6月1日~7月31日 135.8/155.8 12.8% 5229万kw
同上(対10/6/1~9/30) 135.8/157.5 13.8% 5172
7月1日~31日 131.2/157.2 16.5% 5007
(2)1℃当たりの需要量に最高温度を掛ける
2011/6/1~7/31 135.8×37.2℃= 5052万kw
2011/7/1~31 131.2×37.2℃= 4881万kw
(3)最高温度から見た需要予測
(単位:万kw) 35℃ 37℃ 39℃ 40℃
2011/6/1~7/31(135.8万kw/1℃) 4753 5025 5296 5432
2011/7/1~7/31(131.2万kw/1℃) 4592 4854 5117 5248
(単位:万kw) 5000万kw 5500万kw 5999万kw
2011/6/1~7/31(135.8万kw/1℃) 36.8℃ 40.5℃ 44.2℃
2011/7/1~7/31(131.2万kw/1℃) 38.1℃ 41.9℃ 45.7℃
以上
参考として、土、日、祭日も含めた全ての日を対象に「更新版 その2」と同様の計算を行った結果を次に示す。
一般的には休日は需要量がかなり減るのが普通なので、混ぜて係数として使うのは適切ではないと考え、「その2」の計算では休日を除いて行った。しかし比較の意味であえてここに提示することにした。
(基本データ)
2010年6月1日~7月31日 155.8万kw/1℃
2010年6月1日~9月30日 157.5万kw/1℃
2010年7月1日~7月31日 157.2万kw/1℃
2011年6月1日~7月31日 135.8万kw/1℃
2011年7月1日~7月31日 131.2万kw/1℃
(1)1℃当たりの需要量増減の比較
2011/2010 削減率% 5999×(100-削減率%)
6月1日~7月31日 135.8/155.8 12.8% 5229万kw
同上(対10/6/1~9/30) 135.8/157.5 13.8% 5172
7月1日~31日 131.2/157.2 16.5% 5007
(2)1℃当たりの需要量に最高温度を掛ける
2011/6/1~7/31 135.8×37.2℃= 5052万kw
2011/7/1~31 131.2×37.2℃= 4881万kw
(3)最高温度から見た需要予測
(単位:万kw) 35℃ 37℃ 39℃ 40℃
2011/6/1~7/31(135.8万kw/1℃) 4753 5025 5296 5432
2011/7/1~7/31(131.2万kw/1℃) 4592 4854 5117 5248
(単位:万kw) 5000万kw 5500万kw 5999万kw
2011/6/1~7/31(135.8万kw/1℃) 36.8℃ 40.5℃ 44.2℃
2011/7/1~7/31(131.2万kw/1℃) 38.1℃ 41.9℃ 45.7℃
以上
2011年8月6日土曜日
東電の最大電力需要量は5000万kwに届くか 更新版 その2
2.温度1度当たりの需要量による需要予測
次に、7月19日の「東電の最大電力需要量は5000万kwに届くか 第2弾」のデータ更新を行ってみよう。
その手法は前回と同じく、6月1日から9月末までを対象期間として(本年は7月31日まで)一日の最大需要量をその日の最高温度で割った、温度1度当たりの需要量を使った需要予測である。(需要量の減る土,日、祝祭日は除いてある。)
その基本となるデータは次の通り。
2010年6月1日~7月31日 163.0万kw/1℃
2010年6月1日~9月30日 164.9万kw/1℃
2010年7月1日~7月31日 165.6万kw/1℃
2010年7月1日~8月31日 164.5万kw/1℃
2010年7月1日~9月30日 166.4万kw/1℃
2011年6月1日~7月31日 139.5万kw/1℃
2011年7月1日~7月31日 134.2万kw/1℃
(参考)前回データ
2010年6月1日~7月16日 161.8万kw/1℃
2011年6月1日~7月16日 140.6万kw/1℃
2011年7月1日~7月16日 133.3万kw/1℃
ではこれを使って前回の予測の更新を行ってみよう。
(1)1℃当たりの需要量増減の比較
まず最初に1℃上下した時の需要量の増減度合いを昨年と、本年で比較してみよう。
2011/2010 削減率% 5999×(100-削減率%)
6月1日~7月31日 139.5/163.0 14.4% 5135万kw
同上(対10/6/1~9/30) 139.5/166.4 15.4% 5075
7月1日~31日 134.2/165.6 19.0% 4862
(参考)前回データ
2011/2010 削減率% 5999×(100-削減率%)
6月1日~7月16日 140.6/161.8 13.1% 5213万kw
同上(対10/6/1~9/30) 140.6/164.9 14.7% 5115
7月1日~16日 133.3/161.8 17.6% 4942
同上(対10/7/1~7/31) 133.3/165.6 19.5% 4829
削減率はかなり大きな幅が出たが、需要予測としては4900~5100万kwの範囲であろうか。
前回「7月だけの数字(2010年は1~31日、2011年は1~16日)で比較した4829万kwの予測値は、今年の最大需要量が7/15の4627万kwなので、あとわずか200万kw程度となる。気の小さい私としては、いくらなんでもこれはちょっと低すぎるように思うが、一応推定値の幅の下限」と書いたが、どうやらこの数値も現実味を帯びてきた。猛暑が来ないと「7/15の4627万kw」が今年の最大需要量で終わることさえもありうるのではないか。今回はちょっと強気(?)
(2)1℃当たりの需要量に最高温度を掛ける
ずばり、昨年8月17日に記録した最高温度37.2度に今年の6/1~7/31の139.5万を掛けてみると、5189万kw。7月平均の134.2万だと4992万kwまで落ちる。5000~5200万kwといったところか。
この場合、前回の予測とそれほど違いはない。
(3)最高温度から見た需要予測
今度は温度の方から攻めてみたい。
今年の最高温度が何度になったら最大需要量はどのくらいまでいくのかを予測してみる。
その結果を次に示す。
(単位:万kw) 35℃ 37℃ 39℃ 40℃
2011/6/1~7/31(139.5万kw/1℃) 4883 5162 5441 5580
2011/7/1~7/31(134.2万kw/1℃) 4697 4965 5234 5368
(参考)前回データ
2011/6/1~6/30(144.3万kw/1℃) 5051 5339 5628 5772
2011/6/1~7/16(140.6万kw/1℃) 4922 5203 5484 5625
2011/7/1~7/16(133.3万kw/1℃) 4664 4931 5198 5331
この結果から見ても、本年の最高温度が39度を超えたとしても、東電の予測する5500万kwの最大需要量に達することはあるまい。昨年並み37度でも5200万kw弱、下手をすると5000万kwにも届かないかもしれない。ましてや35℃止まりなら、確実に5000万kwを下回るということになる。今年はすでに6月29日に35.1度を記録しているが、同日の最大需要は4571万kwであった。
最後に東電の出している最大需要予測量5500万kwと昨年の最大需要量の5999万kwに達するとしたら、最高温度はどのくらいになるかを計算してみよう。
(単位:万kw) 5000万kw 5500万kw 5999万kw
2011/6/1~7/31(139.5万kw/1℃) 35.8℃ 39.4℃ 43.0℃
2011/7/1~7/31(134.2万kw/1℃) 37.3℃ 41.0℃ 44.7℃
(参考)前回データ
2011/6/1~6/30(144.3万kw/1℃) 38.1℃ 41.6℃
2011/6/1~7/16(140.6万kw/1℃) 39.1℃ 42.7℃
2011/7/1~7/16(133.3万kw/1℃) 41.3℃ 45.0℃
以上から見ても明らかな通り、39度でも5500万kwには達しないし、5999万kwは43度を超えなければ届かないことになる。このことからも東電の需要予測がもはや非現実的なことは明らかである。
ここまで見てきたように、今回の予測手法でも結論は、今年の最大需要量は多くても5200万kw程度、温度次第では5000万kwを大幅に下回ることも十分考えられるということになった。
今後も推移を見守っていくつもりなので、逐次ご報告できると思う。
以上
次に、7月19日の「東電の最大電力需要量は5000万kwに届くか 第2弾」のデータ更新を行ってみよう。
その手法は前回と同じく、6月1日から9月末までを対象期間として(本年は7月31日まで)一日の最大需要量をその日の最高温度で割った、温度1度当たりの需要量を使った需要予測である。(需要量の減る土,日、祝祭日は除いてある。)
その基本となるデータは次の通り。
2010年6月1日~7月31日 163.0万kw/1℃
2010年6月1日~9月30日 164.9万kw/1℃
2010年7月1日~7月31日 165.6万kw/1℃
2010年7月1日~8月31日 164.5万kw/1℃
2010年7月1日~9月30日 166.4万kw/1℃
2011年6月1日~7月31日 139.5万kw/1℃
2011年7月1日~7月31日 134.2万kw/1℃
(参考)前回データ
2010年6月1日~7月16日 161.8万kw/1℃
2011年6月1日~7月16日 140.6万kw/1℃
2011年7月1日~7月16日 133.3万kw/1℃
ではこれを使って前回の予測の更新を行ってみよう。
(1)1℃当たりの需要量増減の比較
まず最初に1℃上下した時の需要量の増減度合いを昨年と、本年で比較してみよう。
2011/2010 削減率% 5999×(100-削減率%)
6月1日~7月31日 139.5/163.0 14.4% 5135万kw
同上(対10/6/1~9/30) 139.5/166.4 15.4% 5075
7月1日~31日 134.2/165.6 19.0% 4862
(参考)前回データ
2011/2010 削減率% 5999×(100-削減率%)
6月1日~7月16日 140.6/161.8 13.1% 5213万kw
同上(対10/6/1~9/30) 140.6/164.9 14.7% 5115
7月1日~16日 133.3/161.8 17.6% 4942
同上(対10/7/1~7/31) 133.3/165.6 19.5% 4829
削減率はかなり大きな幅が出たが、需要予測としては4900~5100万kwの範囲であろうか。
前回「7月だけの数字(2010年は1~31日、2011年は1~16日)で比較した4829万kwの予測値は、今年の最大需要量が7/15の4627万kwなので、あとわずか200万kw程度となる。気の小さい私としては、いくらなんでもこれはちょっと低すぎるように思うが、一応推定値の幅の下限」と書いたが、どうやらこの数値も現実味を帯びてきた。猛暑が来ないと「7/15の4627万kw」が今年の最大需要量で終わることさえもありうるのではないか。今回はちょっと強気(?)
(2)1℃当たりの需要量に最高温度を掛ける
ずばり、昨年8月17日に記録した最高温度37.2度に今年の6/1~7/31の139.5万を掛けてみると、5189万kw。7月平均の134.2万だと4992万kwまで落ちる。5000~5200万kwといったところか。
この場合、前回の予測とそれほど違いはない。
(3)最高温度から見た需要予測
今度は温度の方から攻めてみたい。
今年の最高温度が何度になったら最大需要量はどのくらいまでいくのかを予測してみる。
その結果を次に示す。
(単位:万kw) 35℃ 37℃ 39℃ 40℃
2011/6/1~7/31(139.5万kw/1℃) 4883 5162 5441 5580
2011/7/1~7/31(134.2万kw/1℃) 4697 4965 5234 5368
(参考)前回データ
2011/6/1~6/30(144.3万kw/1℃) 5051 5339 5628 5772
2011/6/1~7/16(140.6万kw/1℃) 4922 5203 5484 5625
2011/7/1~7/16(133.3万kw/1℃) 4664 4931 5198 5331
この結果から見ても、本年の最高温度が39度を超えたとしても、東電の予測する5500万kwの最大需要量に達することはあるまい。昨年並み37度でも5200万kw弱、下手をすると5000万kwにも届かないかもしれない。ましてや35℃止まりなら、確実に5000万kwを下回るということになる。今年はすでに6月29日に35.1度を記録しているが、同日の最大需要は4571万kwであった。
最後に東電の出している最大需要予測量5500万kwと昨年の最大需要量の5999万kwに達するとしたら、最高温度はどのくらいになるかを計算してみよう。
(単位:万kw) 5000万kw 5500万kw 5999万kw
2011/6/1~7/31(139.5万kw/1℃) 35.8℃ 39.4℃ 43.0℃
2011/7/1~7/31(134.2万kw/1℃) 37.3℃ 41.0℃ 44.7℃
(参考)前回データ
2011/6/1~6/30(144.3万kw/1℃) 38.1℃ 41.6℃
2011/6/1~7/16(140.6万kw/1℃) 39.1℃ 42.7℃
2011/7/1~7/16(133.3万kw/1℃) 41.3℃ 45.0℃
以上から見ても明らかな通り、39度でも5500万kwには達しないし、5999万kwは43度を超えなければ届かないことになる。このことからも東電の需要予測がもはや非現実的なことは明らかである。
ここまで見てきたように、今回の予測手法でも結論は、今年の最大需要量は多くても5200万kw程度、温度次第では5000万kwを大幅に下回ることも十分考えられるということになった。
今後も推移を見守っていくつもりなので、逐次ご報告できると思う。
以上
2011年8月5日金曜日
東電の最大電力需要量は5000万kwに届くか 更新版 その1
これまで2回にわたり東電の電力需要を私なりに予測してみたが、7月下旬の台風をきっかけに気温が急落、昨年の猛暑とは様相が一変してしまった。これでは今更需要予測をしても意味なさそう。ましてや節電キャンペーンなど根本的な再検討が必要ではないか。
とはいえまだ8月が始まったばかり。この後昨年の猛暑が再来しないとは限らない。そこで、前回のデータを更新して改めて計算してみることにする。
1.昨年と今年の需要実績の比較
まずは7月15日に行った需要予測の更新から始めよう。
(1)最高温度が30度を超えた日による比較
30度を超えた日数 需要実績平均(万kw)
(参考)前回データ
以上のデータを元に今年の減少率(節電率)を計算した結果は以下の通りである。右欄の5999は昨年7月23日に記録した最大電力量の5999万kwである。
需要量減少率 需要量減少量 5990×(100-減少%)
(参考)前回データ
需要量減少率 需要量減少量 5990×(100-減少%)
以上の試算からみると、15~17%の低下、需要予測としては5000~5100万kw程度となる。前回より若干低い数値となった。
(2)最高温度が30度を超えた日による比較(土、日、祝祭日を除いたケース)
需要量が低下する土、日、祝祭日を除いて計算すると、次の通りとなる。
30度を超えた日数 需要実績平均(万kw)
(参考)前回データ
需要量減少率 需要量減少量 5990×(100-減少%)
(参考)前回データ
需要量減少率 需要量減少量 5990×(100-減少%)
以上の試算からみると、本年の需要減少率は今のところ概ね17.5~20%の低下、需要予測としては4800~4950万kw程度となる。この場合でも前回より50万kw程度低下した。
(3)全ての日を対象にした比較
念のため、温度、曜日に関係なく6月1日から9月30日までの全ての日を対象に同様の計算をし、結果のみを示すと次のようになる。
需要量減少率 需要量減少量 5990×(100-減少%)
この場合は需要減少率は17~20%で、需要予測としては4800~5000万kw程度となる。
ここまで昨年と今年の需要実績を比較して、8月以降の最高需要量を予測してみた。データを見て明らかなように、本年はこれまで、節電効果と、7月下旬以降の温度低下も相まって、15~20%という大きな需要減少を実現している。
今後猛暑が再来することも十分考えておかねばならないし、温度が急上昇すれば、これまでのような削減率をそのまま当てはめるのは適切ではないかもしれない。しかし高温が続いた本年7月前半のデータによる予測でも、最大5100万kw台がせいぜいとなっており、現在のような平年並みあるいはそれ以下の温度が続けば、5000万kwに届かないのは間違いないであろう。
さらに「更新版 その2」で、7月19日に書いた第2弾の更新データを使って、別サイドから検証してみよう。
(その2 に続く)
とはいえまだ8月が始まったばかり。この後昨年の猛暑が再来しないとは限らない。そこで、前回のデータを更新して改めて計算してみることにする。
1.昨年と今年の需要実績の比較
まずは7月15日に行った需要予測の更新から始めよう。
(1)最高温度が30度を超えた日による比較
30度を超えた日数 需要実績平均(万kw)
- 2010年6月 4日 4825
- 2010年7月 22日 5090
- 2010年8月 30日 5262
- 2010年9月 14日 5303
- 2010年6-7月平均 5049
- 2010年6-9月平均 5191
- 2011年6月 6日 4333
- 2011年7月 20日 4260
- 2011年6-7月平均 4307
(参考)前回データ
- 2011年7月(15日まで) 13日 4339
- 2011年6-7月(15日まで)平均 4337
以上のデータを元に今年の減少率(節電率)を計算した結果は以下の通りである。右欄の5999は昨年7月23日に記録した最大電力量の5999万kwである。
需要量減少率 需要量減少量 5990×(100-減少%)
- 6-7月の平均 14.7% 742万kw 5117万kw
- 同上(対10/6~9) 17.0% 884万kw 4979万kw
- 7月の平均 16.3% 830万kw 5021万kw
(参考)前回データ
需要量減少率 需要量減少量 5990×(100-減少%)
- 6-7月(15日まで)の平均 14.1% 712万kw 5153万kw
- 同上(対10/6~9) 16.5% 854万kw 5009万kw
- 7月(15日まで)の平均 14.8% 751万kw 5111万kw
以上の試算からみると、15~17%の低下、需要予測としては5000~5100万kw程度となる。前回より若干低い数値となった。
(2)最高温度が30度を超えた日による比較(土、日、祝祭日を除いたケース)
需要量が低下する土、日、祝祭日を除いて計算すると、次の通りとなる。
30度を超えた日数 需要実績平均(万kw)
- 2010年6月 4日 4825
- 2010年7月 14日 5378
- 2010年8月 21日 5508
- 2010年9月 10日 5492
- 2010年6-7月平均 5255
- 2010年6-9月平均 5412
- 2011年6月 6日 4333
- 2011年7月 14日 4336
- 2011年6-7月平均 4335
(参考)前回データ
- 2011年7月(15日まで) 10日 4412
- 2011年6-7月(15日まで)平均 4382
需要量減少率 需要量減少量 5990×(100-減少%)
- 6-7月の平均 17.5% 920万kw 4949万kw
- 同上(対10/6~9) 19.9% 1076万kw 4805万kw
- 7月の平均 19.4% 1042万kw 4835万kw
(参考)前回データ
需要量減少率 需要量減少量 5990×(100-減少%)
- 6-7月(15日まで)の平均 16.6% 873万kw 5003万kw
- 同上(対10/6~9) 19.0% 1030万kw 4859万kw
- 7月(15日まで)の平均 18.0% 966万kw 4919万kw
以上の試算からみると、本年の需要減少率は今のところ概ね17.5~20%の低下、需要予測としては4800~4950万kw程度となる。この場合でも前回より50万kw程度低下した。
(3)全ての日を対象にした比較
念のため、温度、曜日に関係なく6月1日から9月30日までの全ての日を対象に同様の計算をし、結果のみを示すと次のようになる。
需要量減少率 需要量減少量 5990×(100-減少%)
- 6-7月の平均 16.8% 774万kw 4991万kw
- 同上(対10/6~9) 19.8% 947万kw 4811万kw
- 7月の平均 18.3% 910万kw 4901万kw
この場合は需要減少率は17~20%で、需要予測としては4800~5000万kw程度となる。
ここまで昨年と今年の需要実績を比較して、8月以降の最高需要量を予測してみた。データを見て明らかなように、本年はこれまで、節電効果と、7月下旬以降の温度低下も相まって、15~20%という大きな需要減少を実現している。
今後猛暑が再来することも十分考えておかねばならないし、温度が急上昇すれば、これまでのような削減率をそのまま当てはめるのは適切ではないかもしれない。しかし高温が続いた本年7月前半のデータによる予測でも、最大5100万kw台がせいぜいとなっており、現在のような平年並みあるいはそれ以下の温度が続けば、5000万kwに届かないのは間違いないであろう。
さらに「更新版 その2」で、7月19日に書いた第2弾の更新データを使って、別サイドから検証してみよう。
(その2 に続く)
登録:
投稿 (Atom)